暖簾

山崎豊子さんの処女作だそうです。
淡路島から大阪に出てきた山田吾平が昆布を商う浪花屋で奉公を始め商人として成功してゆく話です。話は、2部構成になっており、前半では吾平が主人公に、後半は息子の孝平の話しになっています。商いの王道を外すことなく紆余曲折を経ながらも最後には成功を収めています。山崎作品らしく、取材がしっかり行われています。

暖簾 (新潮文庫)

暖簾 (新潮文庫)