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日本ではこの手の話は少なかったんじゃないかな?「ホビットの冒険」、「ロードオブザリング」などの日本版のように感じられた。古くは、E.R.バロースの「火星物語」も思い出させる書でした。
亘(わたる)少年が、母親の、自分の今を変えてほしいと、女神様にお願いするために幻界(ビジョン)と呼ばれる世界に旅に出かける。あとは、RPGのようなストーリ展開で頼りなかった少年がたくましくなってゆく、そんな物語です。映画は見ていないけど、子供と一緒にみると楽しめそうだ。
ちょうど、長男が亘ると同世代で、我が頼りない長男、主人公が重なり一気に読むことができた。息子にも読ませたいが、文庫版はルビが少なくちょっと難しいと思う。角川スニーカー文庫版がルビが多くて読みやすそうである。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: 文庫
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宮部みゆきの1ジャンルになるのかな、ちょっと本道からは外れているように感じた。
ふと、[藤原 審爾]がなつかしくなった。ブックオフさんには置いてないんですよね。